部活動経験がない妻と共有したい~心を整える(長谷部誠)のあらすじと感想~

お薦め度

★★★★☆

こんな人にお薦め

    • 部活動で得た経験や考え方を自慢せずに妻(夫)と共有したい人
    • 子供の教育方針を妻(夫)と話し合っている人
    • サッカーが好きで、サッカー選手を尊敬している人

感想

サッカー日本代表で約8年?キャプテンを務めあげた立派なサッカー選手。浦和レッズやブンデスリーガでの活躍も特筆すべきレベルですごいが、彼が日本代表の精神レベル、サッカーレベルを1段引き上げてくれたことを疑う人はいないというくらい、特に精神面で日本代表を引っ張ってくれていた(ように外から見ていて感じる)。

彼が大事にしていることが、「心を整える」こと。この本が出版された当時は、この「心を整える」というワードが新鮮で、チームメイトからネタにされてからかわれることも多かったが、誰もがその中身については共感し、納得していたようだ。

私もこの本を読み、長谷部誠選手の考え、拘り、経験等が分かり、改めてすごい選手だし、これからも日本のサッカー界を引っ張って欲しいと思った。

といっても、長谷部選手が特に精神面で意識していることや大事にしていることは、私自身が中学高校大学のサッカー部で監督やコーチからいつも言われていた内容とほぼ同じことであった。

私は、それらの忠告や意見をある程度表面的に捉えてその場しのぎ的に対処してきたから、今も凡人なんだなぁと思いつつ、長谷部選手も元々は中学高校大学の指導者から教えられたと書いてあり、指導者の意見や忠告を、より真面目に、より深く自分事で捉えて行動に移すことが、とても大事で、その積み重ねが長谷部選手のような傑出した才能を作り上げていくんだなぁとも感じた。

親の指導も含め、良き指導者との出会いというのは子供の成長には欠かせないし、それをより真面目に、より深く自分事で捉えて行動に移せるかどうか、それがその人の才能をどこまで伸ばせるかに大きく関わってくるということを改めて考えさせてくれた。

子供の教育においても、そんな素直さを育てることに意識をより強く持たなければならないし、自分自身も、人からの忠告を、表面的でなく一歩踏み込んで自分事で捉えることを意識したいと思う。

やっぱりサッカー選手は格好良いなぁ。他にも内田選手や長友選手等の格好良い選手たちの手記も手元にあるので、読み直してみよう。

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カルボナーラ村長の読書備忘録

投稿者: コロッケ太郎

妻と息子と3人暮らし。週末に家族で遊びに出かけることと子供の昼寝に付き添って小説を読むことと美味しいコロッケを探求することがささやかな楽しみ。